音など無い 気配など無い
すう、と過ぎ去る姿に迷いは微塵も無い
其処にいるか 何処に行くか
語りもせずに去る存在の曖昧さに 
ふと記憶の彼方から去来する懐かしさが
胸を静かに抉るのだ





















2007/3/16

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