お侍ログ その2  ※軽く流血・カラミ表現有


微睡

この心 潮騒の如きこの心は
寄せてはかえし 砂の一粒を絡めとり
波の際にあって ざあざあとこの身を伸ばす
白浜の輝く一つの情景です
この心 泡の如きこの心は 蒼天へ突き上げ立つ
入道雲の一欠けらを ぽつりと落とし
君の裾を濡らす 大海の
その一滴の兆しです

ただ只管に 空へ空へと 舞い上がる
この果てしない心を持ってなお
私は 立ち行かんとする君を 繋ぎとめる
柔らかく 葉を救い上げる 初夏の風でありたいのです


雨竜


夜の魚達


戦乙女(激しく認識を誤ってる



失えた筈のものは きっともう無い

お前がそうして振り返り、立ち止まろうと笑うから。
前へ前へと進むばかりで、擦り切れ、血に濡れた足に
気付きもしない己は、唯戸惑うばかりで、
何時か何処かへ忘れてきた笑顔を、初めて惜しいと思えた。

天満月

其は流るる水の如
夜長の天を満つ月の
蒼く清む様 なお冴えて
されど 欲すか
常の闇より出でし子よ
人の子よ
虚ろなれ 数多なれ


月が嗤う


君の名を 口ずさむ


頼むから 俺に触れるな



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