・9/21 竜崎絵茶会 副題「水島に餌を与える茶会☆」


いつも他所に殴り込むばかりの私が主催、と言う事で、
告知した日からこっち、私の蚊の心臓は朝から晩まで大変な事になってましたが、
6名もの心優しき竜崎フリークの皆様が、私に給餌する為に来て下さいましたvvv

1枚目v


お題は何にしますか、と言ったら「どんと来いv」と言って下さったので

コスプレ を提案

どんっと行った!受け止めて!
受け止めて下ったよ、皆様神だ…っ!!!!!

左から順に

・私の(!)執事竜崎 = 金蔵さんv
・風の谷の竜崎 姫ねえさまぁああ! & ワタリテト = 小野さんv
・ジャイアントワタリの上から竜崎少年 = 私
・当然の如く下は短パンですよね体操服竜崎 = 将さんv
・いずこの女神ですか女装竜崎 = 離在さんv

そして文章担当を命じた(鬼かお前w)ともさんは
即興とは思えない素敵コスプレ月Lを打って下さいましたvvv




「あ、お兄ちゃんおかえりー。お友達来てるよ〜。」
玄関を開けると、居間からサユの声がした。
・・・友達?
かかととの踏まれた薄汚れたスニーカーを見て、嫌な予感がする。
階段を上がって、紙がはさまったままのドアを開けると、
僕の机に流河が座っていた。
「おかえりなさい。夜神くん。」
「・・・。ただいま。何してるんだよ。人んちで。」
「妹さん、大丈夫ですか?私のような得体の知れない他人を、「お兄さんの友達です」と名乗っただけで、
家にあげるなんて、いくらなんでも、ちょっと・・・。」
「いや、お前の方こそいくらなんでも、ちょっと、だよ。何しに来たの?」
「遊びにきました。」
ああそう。
流河は相変わらず椅子に座ったまま、こちらを眺めている。
僕は他に座るところもないので、ベッドの上に腰を下ろした。
「こうやって友達の家に遊びに来るなんて初めてです。」
「僕だって、招いても無い友達が自分が居ない間にうちに遊びに来たりするのは初めてだよ。」
「初めてずくしですね。」
流河はにっこりと笑って見せた。
こいつに嫌味なんて通用しない。
「大学で新しく友達になった人同士は、高校時代のアルバムなんかを見せ合うのが、一般的ですよね。」
一般的な友達付き合い等全く無さそうな目の前の男は、そう言いながら本棚に目線を移し、アルバムが並ん でいる棚をじっと見つめた。
僕が居ない間にさんざんいじくっているのは明白だったが、文句をつけるのも面倒臭く、「いいよ、別に面白くもないと思うけど。」と
えんじ色のアルバムを手渡してやった。
「ありがとうございます。」
流河は奇妙な手つきで表紙をめくると、一枚一枚ゆっくり写真を眺めていた。
「あ、夜神くんです。」
修学旅行で行った清水寺の集合写真の中から、流河は一早く僕を見つけて指差した。
「よく分かるね。そんな豆粒みたいな人の中で。」
「分かりますよ。私、こう見えても一応探偵なので。」
ニヤリと笑いながら、流河は写真の中の羽虫のように小さい僕を、指で押し潰した。
***
流河はその後もしばらくアルバムをめくっていた。
いつものように、なにかごちゃごちゃ言ってくるかと思ったが、大人しく写真を眺めていた。
こいつには、誰かに見せるべき写真の一枚もないのだろう。
***
「面白かったです。アルバムって、良いものですね。写真の夜神くんは今より少し幼くて、にこにこしてい て、
でも時々退屈そうな顔をしていて、とても興味深かったです。」
「・・・。お前はアルバムないの?」
下らない事を言うので、僕も分かりきった事をきいてやった。
「ありません。制服も着たことありません。夜神くん、高校の制服、とってありますか?」
何言ってるんだこいつ。
僕に尋ねながらも、流河の目線はクローゼットの左側に向けられていて、こいつが僕の部屋を漁っているこ とを確信した。
「一回、日本の高校の制服とやらを着てみたいです。」
しゃあしゃあと言う流河に、アルバムを見せるように気軽に「いいよ」とは言ってやれなかった。
「制服か・・・どこにやったかな。。。」
「そこに入っていると思いますよ。」
***
「お前さ・・・。」
何から言えば良いのか、僕は珍しく続く言葉を見つけられなかった。
流河はアルバムを閉じて、机の上に置いた。
「そこの、クローゼットの左端に、夜神君は制服とってますよね?」
「・・・着たいなら勝手に着ればいいだろ・・・。」
僕はうんざりして投げやりに言い捨てた。
「ありがとうございます。」
流河は僕にアルバムを返すと、勝手にクローゼットを開けて、勝手に制服を取り出した。
「同じくらいの背丈なのでぴったりです。夜神くんは痩せていますね。」
流河は自分のシャツの上から、僕のシャツを着て、
ジーンズの上から、ズボンを履いた。
ネクタイも忘れずに取り出す。
「このネクタイの色、アルバムの表紙と一緒ですね。」
どうでも良いことを呟きながら、流河はネクタイを首にかけた。
なんだかもう本当にどうでも良くなってきた。
こいついつまでいる気なんだろうか。
母さんが買い物から帰ってきた時にまだ居座っていたら、
母さんのことだ、あら、月のお友達?晩御飯食べていけば?なんて言い出しかねない。
「夜神くん。」
「夜神君。」
二回流河に呼ばれてはっとした。
「ネクタイをしめたことがないので、結び方が分かりません。結んでください。」
「・・・。かして。」
僕も人に向かって結んだことはなかったので、流河の首からネクタイをとると
自分の首に回した。
「ここをこうやって、ここに通すんだよ。」
同じ向きに立って結び方を教えてやる。
僕も父さんに習った。
「はい。」
出来上がったネクタイを緩めて、自分の首から抜くと、
僕はそれを流河の頭に通した。
喉下までしめて、できあがりだ。
変な奴。
「夜神君」
目の前で流河が僕を呼んだ。
近い、
と思ったら、至近距離で流河が笑った。
「もっと絞めても、大丈夫ですよ。」
甘ったるい吐息に、僕は思わず握ったネクタイに力を込めた。

おわり



ちょっと見て下さい、この萌えを……っっ!!!!!!!!
月のコスプレだよ竜崎…!!!ブレザーだよ竜崎…!!!
そして上にはコスプレ竜崎時空。
この時既に私のテンションは遥か彼方へぶっ飛んでます。

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